利用者の暴言・暴力

認知症だとわかっていても、辛いもんなんです。

介護に長く従事されている方はもう日常茶飯事で取り立てていうことでもない、と思っているかもしれません。
利用者の暴言、暴力についてです。

施設によってその頻度や程度は異なりますが、暴言なんてのはあって当たり前。
暴力は小さいものなら小突かれたり引っ掻かれたり、大きいものなら骨折まで見てきました。

セクハラもあります。
男性利用者からのセクハラの方が数多くありますが、女性からの男性職員へのセクハラももちろんあります。

でも結局は認知症だから仕方がない、そもそも職員の対応は正しかったのか、など、
逆に職員に非があるんじゃないかと疑われ、責められます。

確かに認知症の方は色々なことがわからなくなってきたりと、本当に不安な気持ちでいっぱいだと思います。
認知症でなくても、身体に麻痺があったり、行動が不自由であるとストレスもたまり、なんとも言えない鬱憤が溜まってもおかしくないでしょう。

我々はまだそれを経験したことがないので、想像力・共感力を働かせて対応するしかありません。
認知症対応のプロフェッショナルでないと、かなり難しい仕事だと思います。

しかし、対応する職員も人間です。
いくら認知症の方だとわかっていても、心無い言葉を吐き捨てられると傷つきます。

施設経営者がしっかりと職員を守らないと、職員が育つ前に辞めてしまいます。

私が異常だなと感じたのは、職員が蒸発する頻度が高いってことですね。
普通の会社だとやめる2ヶ月前から退職の意を伝え、引き継ぎなどしながら去っていくことがほとんどかと。

しかし、介護業界は急に来ないっていうケースが多すぎだと思いました。
おそらくギリギリまで耐えてたんでしょうね。

本当に大変な仕事で、このように辛いこともたくさんある仕事です。

利用者の対応でも手一杯なのに、この上家族が厄介だともう目も当てられませんね。
それはまた別の記事でお話しします。

ではどうやったら解決できるか。
給料を3倍ぐらいにしたらいいかもしれません。


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