爺婆と話すコツは発音・スピード・単語のチョイスと並べ方

kaigo

バイトを始めたばかりの頃は、なかなか爺婆と意思疎通がとりにくく、結構苦労しました。
なかなか聞き取ってもらえないんですよね。
普段自分が仕事で話しているスピードから抜け出せずにそのまま喋っていたからだと思います。

コツさえ掴めば、初対面でも難なく意思疎通が図れるどころか、利用者との距離感も適切になり、介助もしやすくなります。

まずは発音。

声の大きさはある程度必要なのですが、大事なのは腹から出る通る声。
マイクなしで大衆に話しかけるようなイメージです。
塾講や会議でのプレゼン、司会進行など、アラフォーにもなると何かしら経験あるかと思います。
あの時の発声方法に近いです。
決して叫ぶのではなく、近くの人に話しかけるような、しかし遠くまで通る声です。

しかし最近会議やプレゼンもZoomなどのVideoチャットになってきているので、
声を張るような機会は無くなっているかもですね。
今のアラフォーぐらいが最後のマイクなしパフォーマーかもしれません…ラッキーですね!

次にスピード

伝えるときに意識することって、重要なキーワードを強調することですよね。
それと同じです。
早すぎるのは論外ですが、普通に喋ってる中でも、
重要なキーワードだけスピードを落とす、
もしくはキーワード直後に句読点を入れながら話すと拾ってもらいやすいです。

そして単語のチョイス

丁寧に話そうとするのは結構なのですが、単語選びには気をつけた方がいいですね。

例えば、夕食についてお伝えする場合、その夕食を何というか。言い換えるか。

夕飯
晩御飯
ご飯
夕食
お食事

この中では断然「ご飯」です。
二番目に「晩御飯」
BAとかGOなどの破裂音や濁音は拾ってもらいやすいです。

最後に単語の並び

先ほどの夕食の例で行くと、単語は「ご飯」をチョイスしたとして、どのように文章にしたら伝わりやすいでしょうか。相手は耳の遠い人、認知症状のある人として。

そろそろご飯の時間なので食堂へ行きましょう。

これでは長すぎて聞き返される可能性があります。
正解はこれです。

ご飯!ご飯の時間!食堂!行こう!

意識高い系介護職に怒られそうな回答ですw
しかし実際そうです。

ダラダラと丁寧に何度も何度も伝わるまで大きな声で長文垂れ流しますか?
利用者側の聞き取れないストレス、職員側の伝わらないストレス。
誰が得するんですかね?

合理的に行きましょうね。
慣れると、他人のトークを聞いていると、それが伝わっているかどうかもわかるようになります。

普段パソコンの前で黙々と作業をしている私ですが、あまりにも人と話さない時間が長いと声が出にくくなるぐらい喉が退化していましたが、介護の仕事を始めて喉が丈夫になった気がします。
あと、通る声を出せると気持ちがいいですね。

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