訪問介護が時給が高い割に不人気なわけ

kaigo

介護の仕事を探してると、他よりも時給の高い事業所があります。
おそらくそれは、訪問介護です。

時給が高いからいいのか、というと、それは良し悪しです。

私が登録してた事業所では、身体介護が時給2300円、生活援助・重度訪問が1600円でした。
まあまあ高いですよね。

しかし、これは実働時間に対する時給です。
移動時間は含まれません。罠ですね。

しかも利用時間30分とかいうのもあります。
たった30分のために往復1時間かけていったら時給いくらなの?という話です。

1日に何件か入るとして、そのルートも働く側を考えて組まれてません。
利用者の希望時間に合わせて組まれます。
片道1時間かかることもあれば、途中空き時間が2時間もある、なんてことも。

無駄ですよね。
そして困るのがキャンセル。

都合が悪い、体調がすぐれない、などですぐにキャンセルになります。
障害者の方は日常的に介護が必要なので、キャンセルはほとんどなく安定してますが、
高齢者はキャンセルになったり、気分で支援を打ち切ったりされることが多いです。
もちろんせっかく予定していて時間を開けていても、キャンセル分は無収入になります。

こんな状態で、真面目に働こうと思いますか?
ヘルパーが足りない足りないって、こんな不安定な職種、ないですよ。

2022年の介護職の有効求人倍率で、施設介護が3.79、訪問介護が15.53です。
すごいですよね。
しかも訪問介護は初任者研修などの資格がないと働けません。

もちろん訪問先でのトラブルはあります。それはまた別の記事に載せますが。
時給5000円ぐらいにならないと割に合わないですね。

しかしまぁ、もし副業でも介護福祉士の資格まで取ろうかなあと考えている方がいれば、
この訪問介護の仕事を帯で入れて早々にクリアするのも手です。

休みの日に暇だし2時間だけ、仕事おわりに1時間だけ、でもOKです。

介護福祉士を取ろうと思うと、福祉系の大学や専門学校を卒業するか、
実務経験を3年且つ540日クリアしないと受験資格が得られません。
3年は勝手に過ぎますが、この540日というのがネック。

そこで訪問です。1時間でも8時間でも1日は1日、カウントされます。
私もこれでクリアしました。オススメです。

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