副業でも取れるなら取っちゃったほうがいいと思います。
介護福祉士は国家資格ですが試験自体は簡単です。
取れるなら、といったのは、受験するには受験資格が必要です。
社会人が介護福祉士を取るためには、実務経験ルートになります。
初任者研修・実務者研修を受けた上で、実務経験3年かつ540日です。
初任者研修や実務者研修については土日のみや、日曜だけなど社会人向けのレッスンもたくさんあるので大丈夫です。
それぞれ2〜4ヶ月程度かかります。
働き始めたらすぐに初任者研修、初任者研修終わったらすぐに実務者研修受けちゃいましょう。
初任者研修に受験資格はありません。いるのは受講費。
施設によっては費用を全額出してくれるところもあるそうですね。
私は初任者は全額施設負担、実務者は3割自己負担で受講できました。
それよりも、この540日が結構ハードル高い。
副業でちまちまやってると5年たっても540日なんて到底及びません。
でももしやる気があるなら、時短勤務や訪問介護で日数稼ぐのも手です。
1時間でも7時間でも1日カウントされます。
また、さまざまな事業所を跨いでのカウントも可能です。
それぞれの事業所で通常の証明書に加えてちょっと手間な書類を書いてもらわないといけませんが、それも1回きりなのでお願いしましょう。
この研修及び実務経験をクリアしたらあとは試験。
(ちなみに実務経験は見込みでも受験できます。)
試験は年に1回、1月下旬で、申し込みは時期は確か夏頃と早め。
書類等は早めに取り寄せて準備しましょう。
そして筆記試験についてですが。
中高大と受験に慣れた人・勉強が得意な人であれば、実務540日で学んだことも含めて、
極端なことを言うと、1週間前からでも間に合います。
他の方に聞くと、大体3ヶ月前ぐらいから始めたという方が多いので、
あんまり覚えるの得意じゃない、と言う方はそれぐらいが目安なのかなと。
最低でも過去問3年分3周ぐらいしましょう。
1年分を解説しっかり読みながら2時間として18時間です。
ちょっと危なっかしいのは、各分野で1問以上は得点しないといけない点です。
全部で125問で過去の傾向から大体80問正解したら合格ですが、
出題が2問しかない分野だと2問落とすと不合格。
たとえあと全部正解して123点でも不合格です。
それぐらいですね、注意すべきところは。
40問ぐらいわからなくても(落としても)通るんですよ。めちゃくちゃ甘いですよね。
介護現場で学んだことや、一般常識的な見解だけである程度わかっちゃう問題が多いです。
覚えないといけないのは法律・制度的な部分。
高齢者福祉だけじゃなく障害者福祉も。
人名も出ますがぶっちゃけ1問ぐらいなので落としてもいいのではないかと・・
まあ人名も消去法でわかったりすることもあります。
問題集は中央法規がおすすめだそうです。
他を知りませんが、介護士さんみんな言いますね、これだって。
私も中央法規の過去問買いましたが、全ての漢字にふりがながあって読みにくかったです。
本当に全部にふってあります。
おそらく外国人向けなのかなと。技能実習生などの。
1週間前からでいい、簡単、など、さんざん試験のハードル下げましたが、
誠に残念なことに毎年落ちる人はいます。
だいたい合格率70%前後なんですよね。
思ったより落ちてる。
正直なところ、介護現場の質からして、受験生の学習レベルが低いのもあると思います。
何年も落ちてるという猛者が数名いる施設もありますが、落ちてることに疑問はない方ばかりです。
介護職員としては頑張り屋さんでいい人なのですが、勉強が本当に苦手のようですね。
まあそこまで心配しなくても大丈夫です。
受験される方、試験頑張ってください。
余談ですが、、、
もし介護を副業から本業にするとしても、仕事辞めて専門学校行くのはおすすめしません。
2年学費払って資格取るか、3年お金もらって実務経験して資格取るか、になります。
1年しか違わない上、お金ももらえるし、実務での経験差はめちゃくちゃつきます。
現役生はまた別ですよ。学校へ行って友達作って青春謳歌。いいですね。
学生やれるうちに是非楽しみましょう。
でもアラフォー社会人組はやめときましょう。
もし2年学費払って介護士資格取るぐらいなら、
3年学費払って看護師資格とった方がいいと思います。